「不動産お悩み119番」に投資用アパートで室内がめちゃくちゃにされた、虫が湧いてしまい気持ち悪いという理由で売却一括査定見積もりにご依頼をいただきました。
なぜ、虫が湧いてしまったのか?確認するとお住まいの方が部屋で孤独死をしてしまい発見が遅れたとの話でした。
室内はそのままであり、窓も外から目張りされている状態です。部屋の前まで行くととてつもない異臭がします。
準備ができていなかったのでお話だけ伺い、電気を開通していただき孤独死や自殺物件に強い不動産屋さんに同行していただきます。
「不動産お悩み119番」は外で待機させていただきます。不動産屋さんはジャージに着替えてさらに防護服を着ます。

イメージとしてはイラストのような感じになります。
そして集塵機のようなものを室内に持ちこんで稼働させます。(後で確認したらオゾン脱臭機でした)
窓を開けることはせず、室内を確認。その日の外気温は35度の真夏。
汗だくになりながら室内を点検します。
後日、不動産屋さんに確認すると臭いが外部に漏れると近所迷惑になるので窓は開けないそうです。オゾンで脱臭して防塵マスクをして室内に入るそうです。
不動産屋さんは3つの提案をします。
①賃借人を全員退去させて土地として販売するか?
②事故のあった部屋の室内をきれいにして販売するか?(大島てるに掲載されて物件全体の評判が悪くなる)
③隠密に第三者(不動産会社)に転売して処理は不動産のプロに任せる。

お客様は③番を選ばれたようです。
30年以上お住まいで身元保証人も他界していて相続人が判明できず、保証会社がない時代からお住まいの方で確認の仕様がありませんでした。
後に購入した不動産会社が特殊清掃業者に依頼をして、故人の痕跡がないくらいにピカピカにリフォームしたそうです。
既に入居者がいるそうです。