隣地の方とトラブルがあり、近所付き合いの疲れから不動産売却の相談を頂いた例です。
住宅地で騒音トラブルから、隣地の方と喧嘩になり連日の嫌がらせなどがあり、不動産を売却したとの話でした。
喧嘩事情はそれぞれですが、隣地とトラブルを起こした後の不動産の売却は非常に難しくなる傾向があります。
隣地との境界線を確定させるにしても、隣地の立ち合いが必要です。喧嘩をしている状況では立ち合いをしえもらえる可能性は低くなります。
また、個人お客様では隣地でトラブルがある物件を購入しようとはしません。
このような案件の場合は訳アリ物件を得意とする不動産会社さんにお願いするしかありません。
ただ、訳アリ物件が得意な不動産屋さんを探すことは容易ではありません。
当時はまだ、オートで業者さんが選べるシステムではなかったので、「不動産お悩み119番」より不動産会社さんを
選定し紹介させていただきました。
不動産屋さんは2年以上かけて売却するのか?多少金額が下がっても早めに処理をしたいのかをお客様に確認をします。
お客様は一刻も早くこの地を離れたいそうで、早めの処理を託します。
一応、不動産屋さんもお隣に声を掛けます。声をかけると相手さんは速やかに家に入るように招き入れます。
お客様が不動産を売却される事はご存知のようで、何を言われているか気になっていたようです。
百戦錬磨の不動産屋さんは、境界立ち合いに協力をすれば早く処理ができること、揉めている隣地がいなくなれば
清々するでしょう。また、境界立ち合いを拒む場合は法務局の制度を利用することなどを説明しました。
謄本に刻まれる内容などを説明して、境界立ち合いは不動産屋さんがお客様の代理で立ち会うことなどを条件に
話を纏めてきました。そしえ、無事通常価格で販売することに成功した事例になりました。