不動産 売却事例
ご依頼いただいたお客様は、お父様を亡くされ、自宅と土地の相続でトラブルとなり、一括査定をご依頼いただきました。
今回、ご依頼されたのは長男で、兄弟は妹(長女)と弟(次男)に三人兄弟。生前、ご依頼主様のご夫婦は、お父様と同居し介護をしていていました。
お父様の遺産は、不動産(自宅と土地)だけで、生前お世話をしていたご依頼主様に自宅と土地を相続すると遺言を残していました。
そのため、妹さんと弟さんは遺言の内容に納得がいかず遺留分を請求し、ご依頼主様と相続問題となっていたのです。
法定相続は1/3ですので、物件を手放すことも視野に入れてのご依頼でした。
査定の結果、査定額は土地と建物併せて3,000万円となりました。
ご依頼主様は自宅に住み続けたいご希望でしたが、遺産分割協議の結果二人分の遺留分額は1000万円となりました。
ご依頼主様は、支払うだけの資金がないとのことで、不動産会社で売却をすることとなりました。
ご依頼主様は5年前、義理のお父さんの遺産として、賃貸アパートを相続しました。
アパートの住人は、生前、義父の知人に貸した70代の男性だけ。30年以上も住んでいたそうです。
ご依頼主様とアパートの住人とは特に面識もなく、家賃も滞りなく払われていました。
相続して数年は特に問題なかったのですが、ある時、家賃が振込りこまれていないことで、孤独死していることに気づきました。
死因は病死でしたが、高齢の一人暮らしのため発見がやや遅かったようです。
一括査定のご依頼を頂いた際、事故物件になるか心配されていたので、状況の確認と現地査定の結果、事故物件にはならないと判断しました。
ご依頼主様も、今後はアパートを賃貸しないと希望されていたため、売却でご契約いただきました。
お母様が5年前に他界し、お父様も一人暮らしをしていたものの、3年前に病気を苦に自殺をされました。
ご依頼主様は娘さんで、結婚し関西に住んでおり、ご実家は遺産整理の後、放置の状態となっていました。
他にご兄弟もなく、所有者は娘さんでしたが、売却する踏ん切りがつかずそのままだったようです。
今回、一括査定のご依頼時、売却を希望されていました。
事故物件の売却の場合、買い主や賃借人へ「告知義務」が発生します。告知義務の期間は10年を目安にされます。
売却を急がないとのことでしたので、告知をした上で買い手をじっくり探し、査定額での売却をすることができました。
事故物件の告知義務があるとはいえ、適切な不動産価値で売却できる成功事例といえます。
ご依頼主様は隣人火災の飛び火で、自宅がボヤ火事を起こしてしまいました。
現在はリフォームも済ませ、生活するのには問題はありませんでしたが、買い替えを検討されているとのことでした。
一括査定では、簡易査定をご希望されていましたが、火事を消火した際のダメージも考え、ご相談のうえ現地査定を実施しました。
一見するとリフォームで回復しているように見えましたが、一部にリフォーム後と思われる雨染みを確認できました。
家屋のダメージも考慮に入れ査定額を算出。人気エリアで好条件であったため、買い手も早く見つかり、火事物件であることも告知した上で、査定額よりも良い条件での売却に至りました。
ボヤ程度の火事であっても、事故物件になりうる場合があります。買い手にもよく説明し、納得してもらったうえで買ってもらえば、後日トラブルは発生しにくくなります。
状態や条件により査定額は変わりますので、リフォームのご相談も含めてあらかじめご相談ください。
当社の対応に満足いただいたことから、買い替えの物件探しもご契約いただきました。